こちらの記事では海外旅行時、ターンテーブルで受けとった荷物が破損してた場合&紛失してた場合の対応についてご紹介します。
ターンテーブルとは、飛行機が目的地について預けた荷物を受取る場所のことを指します。
添乗員付きのツアー旅行なら荷物の破損や紛失があっても添乗員が対応しますが、個人旅行だと当然自分で対応をしなければなりません。
なかなか遭遇しないトラブルかもしれませんが、万が一破損や紛失した時のために対応方法を覚えておきましょう。
この記事のトピック
・スーツケースが破損した時の対応
・スーツケースが紛失(ロスト)した時の対応
・上記2つの事象が起きた場合に備える事
簡単な自己紹介
海外旅行大好きなディズニーヲタク。
仕事は添乗員とゲストハウスのフロントをしています。
海外ディズニーは香港7回、上海4回、フロリダ2回に行った事あり。
推しはドナルド。
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スーツケースを破損した時の対応と対策
2018年度の事故発生率のデータによると、旅行者の3.7%・全体の27人に1人の割合で旅行中に事故に遭っているという結果が出ています。(ジェイアイ障害火災保険株式会社より引用)
そしてその事故発生の内の4分の1が携行品損害(スーツケースの破損も含まれる)だとか。
ざっくり計算すると
多くて100人に1人がスーツケースの破損をしている
という計算になります。
スーツケースを破損した時の対応
スーツケースの破損というのは基本的に
・取っ手が取れてる
・キャスターが取れてる
となどと言ったことを指し、航空会社の補償対応を受けられたり海外旅行保険で修理費用を負担してもらう事ができます。
もし荷物を受け取った際に自分のスーツケースが破損していた場合は、以下の手順を踏みましょう。
1.ターンテーブル周辺の航空会社のカウンターに行く
2.破損申告をして、破損証明書(事故証明書)を発行してもらう
3.その後は航空会社の対応(会社によって差があります)
補償を受けるにあたり注意点が2つあります。
①傷や凹みというような「スーツケースに当たり前に起こる破損」に関しては補償対象外
②空港の出口から出た後の申告は補償対象外
→つまり、ターンテーブルでスーツケースを受け取ったその場で申告する事。
受取後すぐに必ず破損がないかチェックする事が重要です。
航空会社は”スーツケースは荷物を入れるための箱”という考え方なので、”中の荷物にさえ傷がなければ問題ない”という姿勢でいます。
余程ひどい破損でないと航空会社の補償を受けられないと思った方がいいでしょう。
もし航空会社が対応をしなくても、旅行保険さえ加入していれば修理費用を請求できる場合がありますので、必ず破損申告をして破損証明書(事故証明書)をもらいましょう。
対策①海外旅行保険に加入する
スーツケースの破損は海外旅行をする上では避けられない事です。
事前にできる唯一の対策としては、繰り返しになりますが海外旅行保険に加入する事です。
スーツケースの破損は「携行品損害保険」というものに該当し、スーツケースの破損以外でも持ち物の盗難・破損・火災などの偶然の事故による損害補償を受ける事ができます。
(※被保険者の故意・過失の場合は保険対象外)
また海外旅行保険には医療機関を使った場合の「障害治療費用」や、現地で人に怪我をさせてしまった・物を壊してしまった場合の「賠償責任」など、どれも旅行に必要な保険が含まれています。
海外旅行に保険は必須中の必須なので、絶対に出発前に加入しておきましょう。
加入方法は2つあり
・保険会社で申し込む(有料)
・海外旅行保険が付帯されてるクレジットカードを発行する(無料)
という方法がありますが、おすすめは断然クレジットカードの発行です。
自動付帯のクレジットカードを発行すれば、持ち歩くだけで海外旅行保険に加入ができるので必ず旅行には持っていきましょう。
以下の記事で海外旅行保険付帯のおすすめクレジットカードをご紹介しています。
合わせて参考にしてください。
対策②スーツケースにベルトをつける
スーツケースの破損時に鍵が壊れてしまう可能性も十分にありますので、スーツケースのベルトを用意しておきましょう。
航空会社が新しいスーツケースに替えてくれれば問題ないのですが、対応に期待はできません。
スーツケースのわかりやすい目印にもなるので用意しておきましょう。
スーツケースが紛失(ロスト)した時
スーツケースが紛失した時の対応
スーツケースの紛失のことをロストバゲージと言います。
そもそもロストバゲージが起こる原因は色々あり
- 乗り継ぎの時間がギリギリ
- 荷物の取り間違い
- タグの付け間違え
などなど。
もしロストバゲージしてしまった時の対応としては以下の通りです。
①近くの空港係員に声をかける
できれば利用した航空会社の職員に話しましょう。
「I don’t find my luggage」で大丈夫です。
②手荷物控えをもとに探してもらう
手荷物控えとは出発のチェックイン時にチケットと一緒に発行してもらう紙です。
画面の上部に写ってるバーコードがある小さい紙が手荷物控えです。
この紙がないと荷物を探すことはできません。
荷物を受け取るまでは絶対に無くさないでください。
③手荷物紛失証明書を発行してもらう
もし見つからなければ「手荷物紛失証明書」という書類を発行してもらいます。
こちらにはスーツケースの特徴(ブランドや色)や見つかった際の届ける住所を記入します。
注意して欲しいのがホテルや滞在先の移動が多い方。
見つかった時にスムーズに届けてもらえるように、旅程の詳しい内容も書いておきましょう。
④トラベルキットをもらう
※画像はイメージです。
航空会社によって差がありますが、トラベルキットという替えの衣類や洗面用具を貰える事があります。
以上がスーツケース紛失時の初期対応となります。
乗継時間がギリギリで荷物が遅れてるだけなら通常1〜2日で届きますし、取り違えていた場合はその場で見つかる可能性が高いです。
しかし全く見つからない場合もあります。
その場合は航空会社の補償を受ける事ができ、具体的にはロストバゲージによって負担してもらう事ができます。
レシートは必ず取っておいてください。
なお補償対象や補償内容は航空会社によって変わりますので、利用する航空会社の補償内容は確認しておきましょう。
対策①スーツケースに目印やネームタグを付ける
スーツケースの取違いはかなり多いので、自分のスーツケースの目印になるようにネームタグをつけましょう。
先ほど紹介しましたがスーツケースベルトも効果的です。
対策②過去の荷物シールは剥がす
荷物シールとは荷物を預ける時に本体に貼られる小さなシールのようなもので、このシールで航空会社が荷物の管理をしています。
このシールが何枚も貼ってあると航空会社側も混乱してしまいますので、ロストバゲージを避けるために全て剥がしておきましょう。
対策③1泊分の着替えと貴重品類は全て手荷物に入れる
ロストバゲージがあると最低でも1〜2日は手元に届きませんし、トラベルセットを貰えたとしてもどこまで用意があるかわかりません。
最低でも1泊分の衣類があればとりあえずなんとかなります。
当然、貴重品もスーツケースには絶対に入れないでください。
対策④スーツケースの写真を撮っておく
ロストバゲージした時にどんなスーツケースか特徴を聞かれます。
特徴を英語で説明するのは大変なので、スーツケースの写真を何枚か取っておきましょう。
海外初心者はスーツケースレンタルもおすすめ
今後いつ海外旅行するかわからないし…
という方はスーツケースのレンタルをおすすめします。
システムとしては出発前にスーツケースが届き、帰国後に配送して返却するというものです。
おすすめはエースサービスオンラインストアです。
エースサービスオンラインストアをおすすめする理由は
・スーツケースの往復送料無料
・壊れた状態&汚れた状態での返却OK
という点です。
レンタルプランも3日、5日、7日、10日、14日間とかなり細かく区切られているので旅程にあったものを選ぶ事ができます。
そして驚きなのはその価格。
10日間のレンタルをしても7000円程度しかかかりません。
付属品とスーツケースの中身はこんな感じ。
エースサービスオンラインストアより引用
スーツケースの購入となると安くても5〜6万はかかりますし、部屋に置くにはスペースもかなり取られます。
少しでも旅行費を節約したい!部屋が狭い!という方にもスーツケースレンタルは大きなメリットがあると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
購入を検討されてる方は以下の記事でおすすめのスーツケースをまとめてみましたので参考にどうぞ。
スーツケースの破損と紛失時の対応:まとめ
というわけで今回はスーツケースの破損と紛失時の対応についてご紹介しました。
まとめると以下の通りです。
・スーツケースの破損→
航空会社に破損申告をする。
もし補償対応されなかったら旅行保険に補償依頼。
海外旅行保険自動付帯のクレジットカードを作るべし!
・スーツケースの紛失→
紛失時は手荷物控えが必要。
取違いを防ぐために目印をつけたり、紛失時の為にスーツケースの写真を撮っておきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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